アナーキー(ANARCHY)は、日本のパンクバンドである。漢字では「亜無亜危異」(または「亞無亞危異」)と表記する。バンド名の由来は、セックス・ピストルズの著名な楽曲「アナーキー・イン・ザ・UK」から命名された。当時、イギリスやNYで燃えたぎっていたパンク・ムーブメントの影響を受け、社会や流行、エセ青春などを激しく攻撃し、人気を博した。メンバーは仲野茂(なかの しげる Vo.)、逸見泰成(へんみ やすなり Gt.)、藤沼伸一(ふじぬま しんいち Gt.)、寺岡信芳(てらおか のぶよし Ba.)、小林高夫(こばやし たかお Dr.)
wikipediaより引用
アナーキーがカバーしているアーティスト
ホワイトライオット / ザ・クラッシュのカバー
アナーキーをカバーしているアーティスト
| 曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
| 心の銃 | ニューロティカ | ![]() | ![]() |
| ノット・サティスファイド | ZINGI | ![]() | ![]() |
| 遠くで火事を見ていた(仲野茂バンド) | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
| 東京パンクス | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
| ハーダーゼイカム | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
| 四月の海賊たち | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
| 心の銃 | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
| 東京イズバーニング | ゲタカルビ | ![]() | ![]() |
アナーキー トリビュートアルバム
Q:Are we ANARCHIST?
A TRIBUTE TO ANARCHY
アナーキー カバーの私評
アナーキーのカバー曲群を通して感じるのは、原曲に対する過剰な敬意よりも、まず「今、鳴らすべき音かどうか」を基準にしている潔さである。チャック・ベリーやCCRのロックンロールも、ザ・クラッシュやSLFのパンクナンバーも、彼らの手にかかると一切の装飾が削ぎ落とされ、ただ剥き出しの衝動として再生される。その荒さは決して雑ではなく、むしろ原曲の核心だけを正確に撃ち抜いている点が痛快だ。
特にザ・クラッシュの楽曲群は、単なる憧憬ではなく、同時代を生きる者としての共犯意識が強く感じられる。「東京イズバーニング」や「ホワイト・ライオット」は、翻案でありながら日本の現実と直結して響き、言葉と怒りが地続きであることを実感させる。また、泉谷しげるや頭脳警察といった日本語ロックを選び取るセンスも鋭く、反骨や反戦といったメッセージを、より直截的で暴力的な初期衝動へ引き戻している。
アナーキーのカバーは、原曲を丁寧になぞる行為ではない。時代も国も越えて、自分たちの血流に合う音だけを奪い取り、叫びとして吐き出す行為である。その不器用さこそが、パンクとして最も正しい姿だと強く感じる。
































