GEZAN（げざん）は日本のロックバンド。2009年、大阪で結成。難波BEARSを中心として関西の音楽シーンにおいて活動を行う。結成時は「下山(Gezan)」という表記であった。2012年、フジロックフェスティバルの新人公募ステージ「ROOKIE A GO-GO」への参加を機に活動拠点を東京へ移す。バンドとしてテニスコーツをはじめ多くの共演者と勢力的に活動を行っている。ボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーにおいてはバンドだけでなく、ソロでの活動、青葉市子とのユニット"NUUAMM"など活躍の場を広げている。現在の主な活動拠点は東京。メンバーはマヒトゥ・ザ・ピーポー（Vo.）、イーグル・タカ（Gt.）、ヤクモア（Ba.）、石原ロスカル（Dr.）
wikipediaより引用
GEZANがカバーしているアーティスト
| 曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
| 僕はラジオ | 踊ってばかりの国 |  |  |
| TOKYO JUNK | ストリート・スライダーズ |  |  |
GEZANをカバーしているアーティスト
| 曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
| 待夢 | 踊ってばかりの国 |  | |
| 待夢 | マヒトゥ・ザ・ピーポー | |  |
待夢/マヒトゥ・ザ・ピーポーによるアコースティックカバー
GEZAN カバーの私評
GEZANのカバーには、原曲への深い理解と敬意がありながらも、常に“GEZANの血”が濃厚に流れている点が魅力である。「僕はラジオ」では踊ってばかりの国が持つ透明感や湿度をそのまま抱えつつ、GEZAN特有のざらつきと切迫した感情が差し込まれ、別次元の孤独が立ち上がる。「TOKYO JUNK」においても、ストリート・スライダーズの荒々しいグルーヴをより生々しく、鋭く引き延ばしたようなアレンジに仕上がっており、原曲へのリスペクトと解体・再構築のバランスが絶妙である。
そして、GEZAN自身の楽曲「待夢」をマヒトゥがアコースティックで歌い直したバージョンは、バンド編成とは異なる“素顔の痛み”が露わになっていて胸を打つ。構造を削ぎ落としたぶん、言葉の重さと息遣いがより鮮明に響き、楽曲そのものが新しい形で息を吹き返したように感じられる。GEZANとマヒトゥの音楽は、カバーであってもセルフカバーであっても必ず核心へ触れにいく。その貫き方こそが彼らの凄みである。