ASPARAGUS(アスパラガス)は日本のスリーピース・ロック・バンド。3P3B所属。2002年2月に元CAPTAIN HEDGE HOGの渡邊忍(vo, g)、元ナイスマーブルスの山下潤一郎(b)、元popcatcherの一瀬正和 (ds)が集まり、横浜にて結成。メロディック・ハードコアを基調としつつ、アコースティックサウンドも取り入れ、親交を持ち共作も行っているヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)は「アコースティック・ギターでモッシュを起こす唯一のバンド」と評している。その後メンバーチェンジを経て元メンバーは渡邊 忍( Vo./Gt.)、一瀬 正和(Dr./Vo.)、原 直央(Ba./Vo..)。
wikipediaより引用
ASPARAGUSがカバーしているアーティスト
曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
SECOND THAT EMOTION | BEAT CRUSADERS | ![]() |
![]() |
いつまでもずっと(くまのプーさん) | Disney映画 | ![]() |
![]() |
WINNIE THE POOH | Disney映画 | ![]() |
![]() |
ロバの口真似 | HUSKING BEE | ![]() |
![]() |
サヨナラ77 | NOT REBOUND | ![]() |
![]() |
IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE | BACK DROP BOMB | ![]() |
![]() |
Moonlight Stepper | the band apart | ![]() |
![]() |
WINNIE THE POOH / Disney映画 のカバー
ASPARAGUSをカバーしているアーティスト
曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
MEMORIES | BEAT CRUSADERS | ![]() |
![]() |
ASPARAGUS カバーの私評
ASPARAGUS のカバーは、彼らの持つ軽やかなエモーショナルさと、研ぎ澄まされたアンサンブル感覚がしっかりと息づいている。単に原曲をなぞるのではなく、音の隙間や抜き差しに独特の美学が宿り、どのカバーも「ASPARAGUS の楽曲」として響いてくるのが面白い。
BEAT CRUSADERS「SECOND THAT EMOTION」では、原曲の遊び心を保ちつつも、より洗練されたグルーヴで再構築している。プーさん関連の「いつまでもずっと」「Winnie the Pooh」では、童心に返るような素朴さを壊さずに、バンドならではの温度感を加えており、ライブでふっと空気が和むような余白が心地よい。「ロバの口真似」(HUSKING BEE)や「サヨナラ77」(NOT REBOUND)では、メロディに寄り添う誠実な歌心と、ASPARAGUS 特有の疾走感が絶妙に合わさり、聴き慣れた楽曲が新鮮な輝きを帯びる。
さらに、BACK DROP BOMB の「IN ORDER TO FIND THE NEW SENSE」や the band apart の「Moonlight Stepper」といった、同世代・盟友的バンドの楽曲を取り上げている点も重要だ。シーンの文脈を踏まえつつ、互いをリスペクトする形でカバーが成立しており、聴く者にとっては「バンド同士の対話」を垣間見るような楽しさがある。
ASPARAGUS のカバーは派手なアレンジや過剰な演出で驚かせるものではなく、細部に宿る緊張感や、少しのユーモア、そして真っ直ぐな歌の力で心を動かす。だからこそ、何度聴いても飽きず、気づけば「やっぱりASPARAGUSらしい」と頷いてしまう。彼らのカバーには、音楽仲間やリスナーと一緒に時代を生き抜いてきた証が刻まれているのだ。