TOOBOE(トオボエ)は日本のボカロP・シンガーソングライターjohn(ジョン)のソロプロジェクト。2020年9月には、ソロプロジェクト「TOOBOE」(トオボエ)としての活動を開始。自らが歌う楽曲やシンガーへの提供曲を制作すると同時に、ボカロPとしての活動も引き続き行っている。
wikipediaより引用
TOOBOEがカバーしているアーティスト
曲名 | アーティスト名 | 原曲収録CD | カバー曲収録CD |
麻痺(セルフカバー) | yama |
第一次世界 / NEE のカバー
麻痺 / yama に提供した楽曲のセルフカバー
TOOBOE カバーの私評
TOOBOEによる「麻痺」のセルフカバーは、原曲の持つ魅力を尊重しつつ、彼自身の個性を鮮やかに刻み込んだ力作である。歌声は力強さと直感的な表現力が際立ち、楽曲が内包する狂気や切なさをより直接的に伝えてくる。yamaの繊細で透明感のあるボーカルとは異なり、TOOBOEのアプローチはエッジの効いた情熱的なものに仕上がっており、原曲を新たな光で照らし出している。また、編曲も彼ならではの創意工夫が光る。オリジナルの幻想的な雰囲気を基盤にしながらも、ビートやシンセサウンドを大胆に際立たせたダイナミックなサウンドは、新鮮さを与えるだけでなく、楽曲そのものに新たな生命を吹き込んでいる。セルフカバーとして、原曲の核を維持しつつ新しい解釈を見事に提示した点は見逃せない。この楽曲は、TOOBOEの多才さと表現力の豊かさを強く印象づけるものであり、原曲と聴き比べることで、同じ楽曲が異なる視点でどのように彩られるかを体感できる一曲である。